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New!! Loire

2023.09.12 Tuesday

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【ワインガイド更新!】
フランス ロワールからシャトー・ラ・フランシェ、レ・ヴィーニュ・ド・ラトリ、ジャン・クリストフ・ガルニエの3生産者の新着です!
シャトー・ラフランシェ当主のエリック・デュボワは建築の勉強をしていましたが、その後に農業高校でワイン造りの教師を務めていたところ、ロワールのワイナリーの葡萄畑の栽培長に抜擢され21年間勤めました。2017年にポッソニエールで希望に叶う醸造所と5.5haの畑を見つけることができました。エリックはスタッフのニコや3頭の馬と共に畑仕事や醸造をしています。機械などは使わず、手作業か馬で畑を管理、醸造は自然発酵、亜硫酸無添加で瓶詰めまで行っています。葡萄のエキスをしっかりと感じ流ように緻密で上品、長い経験が詰め込まれたかのように落ち着きがあり、個性と魅力に溢れるワインです。
次にご案内するのは2021年がラストヴィンテージとなるレ・ヴィーニュ・ド・ラトリです。当主のエリーズは約10年間に渡り農業に関った後、2018年にエゼネという町に唯一残されたレ・ヴィーニュ・ド・ラトリを引き継ぎました。彼女は限りなく畑を自然な状態に近づけたいという思いから、春から夏にかけては一般的に使われる硫黄と銅の使用を極力抑え、代わりに肥料や煎じ薬、ハーブティーなどを使い自然なバランスを生む考えのもと、葡萄の木や土壌のトリートメントを行います。このように自然に大きなリスペクトを払う彼女のワインには人的介入を感じないどこか素朴な印象を受けます。醸造時も極力ワインに手を加えないところ、時には少しワイルドな味が出るものもあり、以前のグリオットを少し思い返すような生産者です。
最後にご紹介する生産者は元ソムリエとして務めたジャン=クリストフ・ガルニエは、農業学校で学んだ後マルク・アンジェリのもとで働くなどして、2002年にドメーヌを立ち上げました。彼のワインは自然な造りでありながら、味わいが美しく明確な主張を感じられます。レストランのソムリエの立場でワインを供した経験が、ワイン造りに反映されています。おなじみの自らの尾を呑み込む蛇ウロボロスのラベルも2021ヴィンテージから新しくなりました。
同じロワールでワインを造っていますが、個性の異なる素晴らしいワインを造る3生産者です。ぜひお試し下さい!
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●シャトー・ラ・フランシェ
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●シャトー・ラ・フランシェ
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●ジャン・クリストフ・ガルニエ
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Posted by 坂田 智広