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JEROME JOURET / ジェローム・ジュレ

2018.08.07 Tuesday

フランス ローヌの造り手 『ジェローム ・ジュレ」の新着3本です!

 

彼のワインは優しくて素朴でピュアで南フランスらしい豊かな果実味を持ちつつも余韻のしなやかな酸味や華やかな芳香が味わえます。

アン・ナヴァン・ドゥトゥ以外は少量入荷のためお一人様1本ずつでお願い致します。

 

○アン・ナヴァン・ドゥトゥ 2016 [赤] (グルナッシュ)
○ラ・クレ・ドゥース 2016 [赤] (シラー)
○メリメロ・ロゼ 2016 [ロゼ] (シラー、グルナッシュ、メルロー、カリニャン他)

 

 

*以下インポーター資料をご参考ください。

 

 

○アン・ナヴァン・ドゥトゥ 2016 [赤] (グルナッシュ)

ジェローム ジュレがドメーヌ初期から造り続けている定番ワイン。「迷う前に(迷ってないで)」と名付けられたワイン。ジェローム ジュレのラインナップにはグルナッシュを用いたワインが何種類かありますが、このワインは除梗してブドウの粒のみを発酵槽に入れて造られたキュヴェです。粒だけにすることで隙間なくタンクに詰められ、ブドウの自重で果皮や種子からしっかりとエキス分が抽出されたワインになります。
味わいには集中力のある濃密な果実味があり、なめらかでみずみずしいスムーズな口当たりの楽しめるワインに仕上がっています。時間の経過とともにフレッシュな黒や紫の果実を思わせる甘みが感じられるようになり、オリエンタルでエキゾチックな表情も見せてくれます。
除梗したグルナッシュ100%で造られるこのワインですが、近年は豊かな果実味としなやかな口当たりが共存しており、親しみやすい飲み心地が特徴です。ジェローム ジュレ曰く、初期のヴィンテージは酸を残すのが難しかったとのことで、そこから毎年工夫を重ねて、野暮ったくなりすぎない綺麗な酸を残したバランスに仕上げられるようになったと言います。
2016年も紫系の果実を思わせる生き生きとしたフルーツの香りがあり、口に含むと密度の高いきめ細やかな果実味が楽しめます。余韻には鮮やかな酸味が感じられ、派手さこそ無いものの実直で硬派なジェローム ジュレらしいスタイルのワインとなっています。現時点でも美味しいですが、育て甲斐もありそうな雰囲気で色々と楽しみなワインでもあります。

 

 

○ラ・クレ・ドゥース 2016 [赤] (シラー)

自然派ワインのシラーに特徴的なスミレのような女性的で華やかな香りがあり、奥深さを感じる凝縮した果実味を備えたワインです。飲み心地はスムーズで、それでいて綺麗な酸があり、時間の経過とともに艶やかさを感じさせてくれるようになります。

シラー100%で造られるキュヴェで、紫から黒系を感じさせる熟した果実の香りに、ほのかにタバコやキャラメルを思わせる香ばしさが加わります。骨格はしっかりとして風格のある味わいですが、青さはなく、緻密な果実味はしなやかさも感じさせてくれ、余韻には鮮やかな酸を感じます。時間の経過と共にチャーミングな表情も見せてくれるタイプで、温度やグラスの選択、カラフェの有無、抜栓のタイミングなどで色んな表情を見せてくれそうです。

 

 

○メリメロ・ロゼ 2016 [ロゼ] (シラー、グルナッシュ、メルロー、カリニャン他)

そしてロゼと呼ぶには贅沢な造りのメリメロ・ロゼ。様々な黒ブドウのフリーラン(圧搾する前の自重で流れ出る果汁)を集め、やや低めの温度となる環境で発酵させ、そのまま樽熟成させたキュヴェで、香水のような鮮やかな芳香に野バラやコケモモを思わせる果実の風味が加わり、しっかりとしたアルコール感がありながらも奥行きとチャーミングさを感じるピュアな味わいです。その造りからも風味からも、一般的なロゼとは次元の違う極上のロゼワインです。

Posted by 坂田 智広