
New!! Bajola
2026.04.17 Friday
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【ワインガイド更新!】
イタリア カンパーニャからバイヨラの新着です!
ナポリ湾西部に浮かぶフレグレエ群島最大の島であるイスキア島。近年は温泉地、リゾート地として有名ですが、元来は島の産業はすべてブドウ栽培で成り立っていました。ビアンコレッラやフォラステッラといった地ブドウが有名ではありますが、起源を辿ると紀元前700年にギリシャ人が上陸し、イタリア、スペイン、フランスとワイン用のブドウが伝播した起源と言われています。
当主であるフランチェスコ・イアーコノは、エノロゴ(醸造家)としてフランチャコルタやアルトアディジェのワイナリーで働いていました。40歳を過ぎ、父の死もあり親戚の残るイスキア島へ戻ったフランチェスコ。幼少期に見てきたイスキアのブドウ栽培、ワイン造りの風景は大きく姿を変え、畑は放棄され町は多くの観光客で溢れていました。多くの農家が畑を手放し、残るワイナリーももちろんありましたが、彼曰く「イスキアにいる100%の造り手は、農薬、化学肥料に頼った栽培と、完全にコントロールされた大量生産のための醸造方法でしかない。」と言い切っていました。近代的なワイン造り、醸造を知り尽くした彼だからこそ、現代の醸造学の問題点と、伝統的なワイン造りの素晴らしさを最も身近に感じていたと言います。この完全に淘汰されてしまったイスキアのワイン造りを復活させたい、そしてイスキアの原風景を取り戻すため、イスキアの土地でブドウ栽培、ワイン醸造をスタートします。 畑の標高は200mほど、急斜面の上に開けた0.7haの畑、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノ、ソーヴィニヨンブラン、ヴィオニエなどを植樹しました。畑では一切の農薬や化学肥料を使わずに、ビオディナミによる農法を行い、銅と硫黄物についても限りなく少ない量に留め、自然由来のエッセンスなどを代用する方法にチャレンジしています。
醸造についてはすさまじい知識と情報量を持つフランチェスコですが、彼自身が本当に造りたいワインに必要なのは、知識でも技術でもない「自然と対峙する意志」と、状況を受け入れる「柔軟性」。イスキアという特殊な土地環境を生かした無理のない柔軟な価値観と醸造哲学、イスキアのイメージを覆す、楽しみな造り手です。ぜひお試しください!
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○バーロ・ビアンコ 2024 [白] (ビアンコレッラ)

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○ビアンコ・フォッリァ 2024 [白] (ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨンブラン、マルヴァジーア・ディ・リー・パリ、インクローチョマンゾーニ)
