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New!! Audrey Pilorget & DOMAINE DE LA COMBE AU MAS

2025.11.17 Monday

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【ワインガイド更新!】
フランス ロワールからオードレイ・ピロルジェ、ローヌからドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オー・マの新着です!
アルザスのクリスチャン・ビネールの元奥様、オードレイ。パリで知り合ったカーヴィストと結婚し、今名前はビネール家からピロルジェ家に変わりました。パリは都会過ぎたので、ロワールの私の家から車で15分のBourreと言う村引っ越して来ました。 そして2人で酒屋だけでなく、ワインを造ろうと計画をしました。そこで悲劇が起こります。2022年の1月ご主人が無くなりました。辛い日々が続きましたが、彼女は1人でもワイン造りを続ける決意をしました。2019~2021年はご主人も一緒でしたので、お客様用のサービスの為のワインを造り、亡くなった2022年から彼女の生きがいとしてのワイン造りと本格的な道を選びます。近所のBIOの優良な生産者から葡萄を購入し、彼女が醸造します。元々学生時代、きちんと醸造学を学んでおり、クリスチャンと一緒に長い間醸造に携わって来ました。彼女はとても試飲能力の高い女性です。ネゴシアンですから限りはありますが、素朴でピュアで駆け引きのない彼女の人柄が表れたような味わいです。
次にご紹介するドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オー・マはモン・ヴァントゥ山の麓、標高350&500mの粘土石灰質土壌に16haの自社畑を構える家族経営ドメーヌです。冷涼な空気と強いミストラルの恩恵を受け、健全で酸をしっかりと残した葡萄が育ちます。歴史は1912年、湧き水が一年中流れる土地に農場が開かれたことに始まり、その水源「Combe」と南仏の農家を意味する「Mas」から、ドメーヌ名が生まれました。醸造家トマ・アユンは1989年生まれの、地元で3代続く農家の出身です。モンペリエ大学で醸造学を修め、ニュージーランドや名門ドメーヌなどで研鑽しました。妻マリー・ソフィは当初建築家志望でしたが、2018年からワイン造りに加わります。
父から譲り受けた16haの畑は2018年より有機栽培へ転換し、将来的にはビオディナミ導入を計画しています。多様な区画と品種を生かし、収穫は8月末から10月中旬まで8週間にも及びます。お気に入りは粘土石灰質の区画。近隣の高齢女性から畑を購入予定で、白ワインもも拡充中です。全キュヴェに共通するのは、100年以上前のアンフォラを使い熟成、自生酵母、SO2無添加または極少量添加。そして無濾過という哲学。テロワールの個性はブドウ本来の力を、ナチュラルかつピュアに表現します。
すでに様々な国でも人気で、2023年には新しい醸造所も完成予定で、ビオディナミの移行やラインナップの進化にも期待が高まります。
産地は異なりますが、両生産者ともピュアなブドウ本来の味わいを表現してます。ぜひお試し下さい!
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●オードレイ・ピロルジェ
○ベー・ソーヴィニヨン 2023 [白] (ソーヴィニヨンブラン)


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○エヌ・ソーヴィニヨン 2023 [白] (ソーヴィニヨンブラン)


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●ドメーヌ・ド・ラ・コンブ・オー・マ
○ブルーム・ペット・ナット 2023 [白発泡] (ヴェルメンティーノ、グルナッシュノワール、マスカット)


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○キキリキ 2023 [白] (ヴェルメンティーノ、グルナッシュブラン)


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○リガウ 2023 [白] (グルナッシュ、シラー、カリニャン)


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Posted by 坂田 智広