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New!! Claudiu Dumea & Leonard Dietrich

2025.11.13 Thursday

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【ワインガイド更新!】
クラウディウ・デュメア(ドイツ)レオナール・ディートリッヒ(アルザス)の新着です!
フランクフルトから南西に約1時間半下ったエリア、ファルツ地方で2019年から醸造家としてワイン造りをしているクラウディウ・デュメア。クラウディウのワインの特徴は”ドリンカビリティ(Drinkability)” = ”飲み心地の良さ”にあります。一般的な粘土質土壌と比べ、この2種類の土壌は痩せた性質であるため多くのドイツ系品種が有するアロマティックな部分が抑えられ、ワインの骨格が立ちやすくなる特徴もあります。この土壌性質に加え、通年森から畑へ吹き込む涼しい風も彼のワインに冷涼感を与える一つの大切な要素であると彼は話します。醸造では「葡萄果汁が野生酵母の働きによりただ発酵しただけのピュアなワインを造る事」を大前提として全ての添加物を一切使用せず完全なサンスフルで醸造しており、ワインは飲み物として常に飲みやすく、安定しているべきだと考えます。ドイツとフランスのハイブリットのような印象を受ける、柔らかく果実味に溢れながらもシャープな酸と土壌由来の鉱物的なニュアンスが調和したスタイルです。
レオナール・ディートリッヒはダンバッハ・ラ・ヴィルというコルマールとストラスブールの中間に位置する街で2020年からワイン造りをしています。彼は1960年からこの街でワイン造りをしているDomaine de la Famille Dietrichの3世代目でありますが、彼は自身のスタイルを追求し築き上げたいため、2020〜2021年にかけて家族が所有する畑の一部を受け継ぎ独立。まだ20代半ば(2022年現在)の彼はアルザスの若手生産者の中でも特に若く、醸造に関しては初ヴィンテージから迷いなくサンスフルで行うなど、勢いと個性を感じるワインを造ります。とても優しく少し照れ屋なところがチャーミングですが、ワイン造りに関しては信念がとても強く、挑戦的ですが常に冷静な思考を持っている印象です。将来に大きな期待が湧く生産者です。
どちらの造り手も豊かな果実味とキレのある酸と、香りや果実味と旨味が増していく深い味わいのワインです。ぜひお試しください!
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●クラウディウ・デュメア
○ビアンコ NV19〜21 [白] (リースリング、ヴァイスブルグンダー、ミュスカ 、ミュラートゥルガウ他)


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○リースリング 2020 [白] (リースリング)


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●レオナール・ディートリッヒ
○イッターズヴィラー 2022 [白] (シルヴァネール50%、ゲヴェルツトラミネール50%)


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○リッターズベルグ 2023 [白] (ゲヴェルツトラミネール)


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○グラニット 2024 [白] (リースリング60%、シルヴァネール30%、ゲヴェルツトラミネール10%)

Posted by 坂田 智広