ナチュラルワインとびスロと料理のフィーカ

ONLINE SHOP

新着 ラルブル・ブラン

2018.05.26 Saturday

仏オーヴェルニュのラルブル・ブランの新着2本です。

 

○プティット・ゾルグ 2015(ピノ・ノワール)

○レ・フェス 2015(ピノグリ、ソーヴィニョン・ブラン)

 

ラルブル・ブランのフレデリック・グナンはプラスティック製造の会社や家具職人、そして屋根職人、バイクメーカーのメカニックなど様々な職業を経てワイン造りに行き着きました。

そんな根っからの職人気質の彼のワインは丁寧で正直さがあります。理想を追求するため妥協を排するタイプのようです。じんわり沁み入るような彼のワインをぜひお試しください。それぞれ入荷が少ないのでお早目にどうぞ。

ワインの情報は以下インポーター資料をご参考ください。

 

○プティット・ゾルグ 2015(ピノ・ノワール)

ややオレンジがかった中程度のガーネット色。赤いプラムやドライ苺、梅などの果実の風味に僅かにドライフラワーやドライハーブなどの風味がアクセントとなり複雑さを感じさせます。抜栓直後は香りや味わいがやや控えめながら、開いてくると共にそれらがより豊かにになり、深まる味わいには緻密な果実の風味とハーブやスパイシーさなどが加わり一層充実感が増していきます。
軽めのタッチで口当たり良く喉を通りますが、果実などの風味だけでなくダシのような旨味もたっぷりと広がり余韻も長く、頑なに2年樽で熟成させ旨味や複雑さを引き出そうとする信念が感じられる落ち着いた味わいです。
冷えた温度帯では酸が際立ち閉じた印象を受けますが、温度を上げると繊細な果実味や旨味を感じて頂くことができるでしょう。

 

○レ・フェス 2015(ピノグリ、ソーヴィニョン・ブラン)

半年間に及ぶマセラシオン由来の、仄かにピンクがかったやや濁りのある淡いオレンジ色。とはいえタンニンがしっかりとしたパワフルなスタイルではなく、柑橘的な溌剌さを残しつつも、風味が豊かで旨味のある味わいとなっております。ピンクグレープフルーツを連想する香りや風味が主体で、僅かに桃のような風味が混ざります。また、柑橘果実の果皮や内皮のようなビターな苦味が仄かに感じられます。
ボディーはややしっかりとした印象がありますが、フルーティーでほどよい酸があることで爽やかに感じられ、負担がなくスムーズな飲み心地です。
ピノ・グリ由来の黄桃のような風味がソーヴィニョン・ブラン由来の柑橘果実のようなスッキリとした風味に柔らかさをもたらし、セパージュの特徴と良い部分を引き出しつつ、しっかりと旨味の感じられる余韻の長い味わいです。

 

 

Posted by 坂田 智広