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New!! Elémentaires & Lapis Vinolenti

2025.06.01 Sunday

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【ワインガイド更新!】
フランス オーベルニュからエレメンテール、ボージョレからラピ・ヴィノレンティの新着です!
エレメンテールはランドリーが、2023年6月より故郷であるオーヴェルニュ地方にカーヴを構え、初ヴィンテージはネゴス(買いブドウ)からスタートしました。(ガメイ・ドーヴェルニュとシャルドネの畑2haを取得、近くドメーヌもスタートする予定です。)ランドリーのワインのキャリアは、2016年から約2年間リヨンでのワインショップ勤務からスタート。ビストロでも働き、ワイン生産者を目指すようになりました。フランス各地でキャリアを積み、オーベルニュに帰郷。ネゴシアンとして自身のキャリアを2023ヴィンテージからスタートしました。アルザス、ロワール地方アンジェ、ボージョレ、南仏の4つの地域で、彼の信頼するワイン生産者から畑の区画までを選び、有機ブドウで醸造しています。
カーヴでの仕事は、必要な時に適切に行動すること、そして何よりも「行動しないこと」、つまりワインを信じて待つことが重要と語るランドリー。時間を味方につけ、焦らないことが鍵だと言います。サンスフルで醸造する彼ですが、彼はナチュラルワインを造っているのではない、昔ながらのワインを造っていると言います。
次にご紹介するのはのジェレミー・グゼラが営むラピ・ヴィノレンティです。ジェレミーはアルプス地方出身で、前身は庭師をしいましたが、20歳の時にリヨンのカヴィストと交流を深めたことをきっかけにワインへの情熱が芽生え、ワインの仕事に転身することを決意しました。2016年8月よりアルザスのフィリップ・ブランド氏の下でスタジエをした後、2019年にボージョレに移住、セレネ、ラ・デルニエル・グット、ジェローム・バルメなどで研鑽を積みながら、徐々に自分のドメーヌを築いていきました。
彼はラ・デルニエル・グットのシリル・ヴュイヨの元で2019年よりワイン造りをスタートしました。山の中に小さな自宅兼カーヴを購入し、少しずつ改築を進めながら醸造をしています。醸造には何も添加物は使用せず、全房でマセラシオン・カルボニック醸造で毎日ピジャージュを行います。栽培は認証こそ受けていないものの、有機ブドウ栽培を行っています。ビオディナミ栽培も行い、トリートメントはイラクサ、スギナ、コンフリーなどのハーブ薬をベースにした調合剤を使用。土壌を 1~2 回耕し、その後は草刈りは鍬作業で、手仕事で草管理を行います。区画ごとにどうすれば最良のワインを造れるのか探求することが楽しいとのことです。
両生産者とも日本初上陸です。荒削りな部分もありますが、フレッシュな個性光る今後が楽しみな生産者です。ぜひお試し下さい!
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●エレメンテール
◯スゴン・スーフル 2023 [白] (シュナンブラン)


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◯スペール・スティション 2023 [オレンジ] (ピノグリ、ソーヴィニヨン)


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◯ラ・シャス・オー・シャグラン 2023 [赤] (グルナッシュノワール)


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●ラピ・ヴィレンティノ
○アンフォール 2021 [赤] (ガメイ)


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Posted by 坂田 智広