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2024.09.25 Wednesday

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【ワインガイド更新!】
フランス オーヴェルニュから、レ・グラッピーユ、ベリー・ワイン・エクスペリメント、ハナ・フエレンケンパーの新着です!
レグラッピーユは、夫婦で2つのドメーヌを持ち醸造を行っていましたが、2019年に別々の人生を歩むこととなりました。ワインの基となるブドウが最良のものになるよう注力し、限りなく100%に近い「ブドウ果汁だけを原料とした」純粋なワインを造ることに全力を尽くしている生産者です。
ベリー・ワイン・エクスペリメントは、ヤオ・ファタル(レ・グラッピーユ)の息子であるエメ・デュヴォーとカタルーニャとフランスのハーフであるクレール・サージュの若き2人により、オーヴェルニュのオートロアールで2020年に設立された蔵元です。約2年、エメとクレールはヤオ・ファタルのマニュエルの元で学び、独立するにあたりオートロアールの地を選びます。ここは、以前広大な葡萄畑が広がっていた地域ですが、フィロキセラの被害により殆どの葡萄の木が抜かれてしまい、彼らはこの場所を復興させたいという思いで、この地でネゴシアンから始めることにしました。初ヴィンテージとなる2020年は、カタルーニャなどの有機栽培の葡萄などを使用しS02は使用せず醸造しています。
最後にご紹介するのはハナ・フエレンケンパーです。ドイツ出身のハナは、2020年よりオーヴェルニュのシャニアという地域でワイン造りをしています。彼女は畑をほとんど所有していないため、初ヴィンテージの2019年以降リリースされているワインは主に買い葡萄で造られたネゴスワインとなります。自身のワインを造るまではアルデッシュのアンドレア・カレックで約2年間、その他ロワールのジェローム・ソリニーやフランソワ・サン・ロなど名だたる生産者の元で短期間研修を重ねました。ハナが心から自分自身の手でワインを造りたいと思ったきっかけは、ルノー・ブリュイエール&アデリーヌ・ウイヨンのワインを初めて飲んだ瞬間に覚えた大きな感動でした。この体験がワイン造りの道を歩む上で確信を与え、2019年の収穫時期に過ごしていたサン・ロの元で初の醸造を試みます。その後はオーヴェルニュに拠点を置き、ベテラン生産者や近年増えている若手生産者と意見交換をし、助け合いながらワイン造りを行っています。自然派ワインの中でも特に亜硫酸無添加でエネルギー溢れるワインを好む彼女は、このエリア内では特にオーレリアン・ルフォーと親しいため、彼のワイン造りの影響が少なからず見受けられます。
今回は3生産者から全6キュヴェの入荷です。軽快な飲み心地の中に感じられる豊かな果実味をぜひお試し下さい!
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●レ・グラッピーユ
◯グリ 2022 [赤] (ガメイ・ボジョレー、ガメイ・ドーヴェルニュ)

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●ハナ・フエレンケンパー
◯セクエ 2021 [赤] (シラー、サンソー)

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Posted by 坂田 智広