New!! Simon Busser , Yannick Pelletier & Mas Coutelou
2024.07.15 Monday
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【ワインガイド更新!】
フランスからシモン・ビュッセー、ヤニック・ペルティエ、マス・クトゥルの3生産者の新着です!
シモン・ビュセーは父が所有し賃貸するぶどう畑の内、一番古い樹齢(1970年)の一部3haのぶどう畑を引き継いで2007年よりワイン造りを開始。ワイン作りとは、原料であるぶどう栽培と発酵という工程が必要な、奥が深く複雑で、内容の濃い点に興味がわいてワイナリーになる決心をしました。夢は地中海の大平原「カマルグ」で乗馬をして暮らしたい、というほど馬が大好きなシモンは、どうせ農業をするのなら馬で耕そうと考えます。友人を通して、馬でぶどう栽培をする蔵元として有名なロワールのオリヴィエ・クザンに出会い、手綱さばきの研修を受け、今ではボルドー液などの農薬散布以外は全て馬を使って栽培をするようになりました。「馬は、大地と私の大切な友達。」とシモンは言います。
ヤニック・ペルティエは、リヨンのワインショップの店員を務めながらプイィ・フュッセにて数年にわたり栽培の勉強を積みました。その後は自分自身のワインを造ることを前提としてイヴ・キュイロンで醸造を学び、最後は2002年から2年間レオン・バラルで働きました。ここで学んだことが彼に最も大きな影響を及ぼしたらしく、栽培から醸造に至るまでの全てが自分の仕事に活かされていると語っています。ラングドックの美しさに魅せられて2004年畑を購入。将来を大いに期待できる美しいワインを造っています。
最後にご紹介するマス・クトゥルは、数十ヘクタールもの様々なテロワールを有する畑を所有しています。拠点となるピュイミソンは、表土と下層土が寄せ集まった地形をしています。1987年から有機栽培に取り組んでおり、畑は全て30年近くにわたり、化学肥料や除草剤、殺虫剤など合成化学薬品の類いは、一切使われていません。その管理は厳格に行われており、植物や土壌に細心の注意を払っています。生物学的多様性を守り、植物や動物が共生できるようにしています。亜硫酸を添加せず、培養酵母を用いず、経過を観察しつつも手を加えず、試飲を重ねながら成長を見守ります。