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New!! Les Foulards Rouges & Yoyo

2024.06.16 Sunday

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【ワインガイド更新!】
フランス ルーションからフラール・ルージュとヨヨの新着です!
20年以上前は濃厚でアルコール度数が高いワインしか存在しなかった産地ルーション。その歴史を塗り替えた人物がジャン・フランソワ・ニックです。ジャン・フランソワは、エステザルグで長きに渡り醸造長を務め、偉大な功績を残した人物。設備がそれほど整っていない農協の醸造所で、ナチュラルなワイン造りに成功します。

アルベール山脈の麓を訪れた時に体の芯から震える産地を目にした時に 「自分がワインを造るのはここしかない!」と即決。標高300m、地中海からの風があり昼夜の寒暖差が大きく、酸が残りやすい産地。「酸を主体にしながらも太陽を感じさせるピュアなワイン」を求める彼にとって、全ての条件が完璧にそろった場所だったと言います。
そしてジャン・フランソワ・ニックのパートナーでもあるヨヨ。もともとアパレルの関係で世界各国を飛び回るバリバリのキャリアウーマンでしたが、2005年に故郷のルーションに戻った時に、醸造学校で同級生だったマタン・カルムに、マルセル・ラピエールとフラール・ルージュを教えてもらい、「なんて素晴らしい!私の生きていく道はコレだ!」とワイン造りの道に進みました。
最愛の夫であり、ワインにおいても最高のパートナーです。ジャン・フランソワ・ニックは、ヨヨの畑があるバニュルスをこう語ります。「俺のテロワールはどちらかというと偉大な畑じゃない。だからこそ、繊細で丁寧な醸造が大切なんだけど、ヨヨの畑のあるバニュルスは圧倒的に違う。まるで、コート・ロティのような偉大なテロワール。片岩土壌が力強さとキレを生み出し、素晴らしい余韻へと導くんだ。」その素晴らしいテロワールですが、馬も入れないような崖にある土地で、これを1人で耕して畑を開墾したというから驚きです。夫のジャン・フランソワとともに心地よいルーションワインを造ることに日々邁進しています。
今回はそんな2人から合わせて10キュヴェの入荷です。惜しまれながらワイン造りを引退してしまった弟子であり友人でもあるポトロン・ミネのブドウを使った初リリースとなる新キュヴェも!灼熱のルーションで毎日飲める冷涼感ある2人のワインを、ぜひお試し下さい!
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●フラール・ルージュ
◯ソワフ・ド・マル・ブラン 2023 [白] (マカブー、ミュスカダレクサンドリー)

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Posted by 坂田 智広