New!! Raul Calle Viticultur
2023.01.26 Thursday
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【ワインガイド更新!】
スペインからラウル・カイェ・ヴィティカルトゥール新着です!
生産者のラウル・カイエ・ディアスは元森林農学者と教師を生業としてマドリッドで生まれ育ったシティボーイ。オークションや投資の対象となる呼称原産地以外で散見される放棄農作地に関心を寄せ、マドリッド郊外にあるシェラ・ド・グレドスを中心に複数の契約農家と親交を深め始めました。同時期にソムリエとしての勉強もスタートしました。その後妻ローラと共に各地で研修を受けながら醸造に関する経験と自信を深め、夫婦はいよいよ自身のワインを作る事を決意します。いよいよ2013年、一畝の整木していないゴブレのガルナッチャが植えらえた畑を購入する事から2人のチャレンジはスタートしました。
シェラ・ド・グレドスは醸造組合によるバルクワイン生産の歴史が長く続いた土地です。バルクワインの薄利に嫌気が差した人々は畑で汗を流す事を止め、都会に移り住み職業を変えました。長い歴史がある畑は樹がゴブレ故にマシン収穫も出来ない上、質の向上を目指していた歴史があった為大抵はスロープがキツイ斜面や、石が転がる痩せた土地。効率という言葉とは正反対であるせいで、放棄農作地となったのです。そしてこの放棄農作地はマドリッド近郊やルーションで頻繁に目にする悲しい光景です。
この光景を変えようというのがモチベーションで、どの様な方向に導けばブドウ樹達が再び溢れる様な生命の光を取り戻すか、その明確なイメージを頭の中に抱いて出した答えこそ完全なるオーガニックの農法と添加物を否定したワイン醸造でした。ステンレスタンクとアンフォラ、使い古された大樽からのみを使用するというスタイルも一貫しています。
本当に生真面目な職人気質で、ロジカルでクール、内に秘めた情熱を静かに燃やす自身の様に生命感に満ち、複雑で緻密さを感じさせる素晴らしいワインを生み出していく「新しい発見」となってくれるはずです。ぜひお試し下さい!
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◯クルンビ 2019 [ロゼ] (グルナッシュノワール)
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