ル・トン・デ・スリーズ 2016
2018.07.14 Saturday
仏ラングドックのさくらんぼの実る頃と言う名のドメーヌ 「ル・トン・デ・スリーズ」からニューヴィンテージの入荷です!
さくらんぼの季節に間に合った⁈でしょうか。
どれも沁み入るような飲み心地でどんどん飲み進んでしまいますね。とても優しく癒されるワインです。
●フ・デュ・ロワ 2016 [赤](グルナッシュ、サンソー)
●レ・ランドマン・キ・シャントゥ 2016 [赤] (グルナッシュ)
以下インポーター資料をご参考ください。
フ・デュ・ロワは、例年だとグルナッシュ、カリニャン、サンソーの3種類の品種のブレンドによって造られるワインですが、2016年に関してはグルナッシュ2/3、サンソー1/3ブレンドで造られています。
グラスに注ぐと黒系果実を思わせる熟した風味をまず感じ、味わいにはタッチの柔らかいしなやかな果実味が印象的です。若干の揮発酸を感じますが、多くの方にとってネガティブなレベルでなくワインに構成を与えてくれています。表示アルコール度数12%からイメージされるよりも旨味はしっかりしていますが、全体的なバランスとしては繊細で、女性的な表情を見せてくれます。
グルナッシュ100%で造られるアン・パ・デ・コテは、トップキュヴェのレ ランドマン キ シャントゥが生産されない年は、このレ ランドマン キ シャントゥの区画のグルナッシュもブレンドされますが、2016年は分離して造られました。
ル トン デ スリーズの2016年のラインナップ中で一番表示アルコール度数が高く14%とあり、ブラックベリーのコンフィチュールのような凝縮した果実味があり、深い旨みと密度の高い質感が楽しめます。果実味の深さに対して、青さやタニックさは無く、僅かなスパイシーさときめの細やかな飲み心地が印象的です。
優良年にしか造られないレ・ランドマン・キ・シャントゥは、2013年以来のリリース。標高の高い区画のグルナッシュ100%で造られるこのワインは、淡さを感じさせる果実味の中にもビシッと一本芯の通った品格を感じさせてくれます。黒系果実のニュアンスは、2016年のアクセルのワインに共通するフレーバーですが、ミネラル由来の清涼感もあり凛とした印象を受けます。現時点でも優美さをしっかり感じさせてくれますが、熟成と共に奥行きがどんどんと広がっていき、より複雑な表情をみせてくれそうです。