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ラ・クーレ・ダンブロジア 新着!

2018.06.22 Friday

新着!ラ・クーレ・ダンブロジア(ロワール)のご案内です。
酵母、亜硫酸などを使わないのはもちろんのこと、なるべく手を加えず成り行きのままにワインを造るというラ・クーレ・ダンブロジア(ジャン・フランソワ・シェネ)。
彼のワインは本当にピュアで体に沁み渡ります。今回の入荷は5種類です。以下インポーターの資料をご参考ください。

○ユリイカ 2014 [白微発泡](シュナン・ブラン)

○パニエ・ド・フリュイ 2015 [白](シュナン・ブラン)

○ロードゥ・ヴィーニュ 2005 [白](シュナン・ブラン)

○ボワ・ソン・ソワフ 2016 [赤](グロロ)

○レ・ジュー・ルージュ 2012 [赤](カベルネ・フラン)

 

○ユリイカ 2014


Eurekaはアルキメデスが、アルキメデスの原理を見つけた時に叫んだ言葉と言われています。樹齢20年のブドウを使用し、全房プレスの後タンクで発酵。
アルコール発酵が終わる前に瓶詰めしたアンセストラル方式です。デゴルジュマンは1年後、もしくは2年後と年によって違い、デゴルジュマンの時に減ったワインは同じワインを足しています。
やや濃い黄色。黄桃などのフレッシュな果実とやや熟成感を感じさせるドライのプラムやアプリコットなどの香りや風味が混ざり合い、仄かに木の皮などの芳ばしい香りも感じられます。優しい甘さのアタックが飲み口を良くし、細かな泡と共に凝縮した果実味とドライアプリコットを想わせるほどよい酸が広がり、泡は儚く消えていきます。黄桃の核に近い果肉のようなタンニンと塩気、カレーのようなスパイスの風味が僅かに感じられます。ユリイカの特徴的な塩味とスパイス感、海のような旨味を想わせる雰囲気に、これまでリリースした2012年の旨味や2013年の完熟した果実味など、それぞれの長所が混ざり合うような味わいです。

 

○パニエ・ドゥ・フリュイ 2015

粘土・シスト土壌。樹齢約20年。全房プレスの後タンクで発酵・熟成。毎年このワインは果実味に溢れた印象になることからフルーツ・バスケットと言う意味の名前を付けました。
やや濁りのあるグレープフルーツジュースのような色合い。色からも柑橘系や黄プラムなどの想像を掻き立てられる印象で、黄リンゴやカリン、杏や柑橘果実などの黄色い果皮の果実の香りや風味が感じられます。果実味、酸味、旨味が順を追って広がり、フレッシュな印象はありますがフィニッシュは落ち着いた余韻が感じられます。
甘さは控えめで辛口の仕上がりですが、熟した果実の風味が多く、温度が上がるとややボディに厚みを感じます。そのため、これからの暑い季節にはキリッと冷して頂くことで柑橘果実のようなキレのある酸と軽快な印象をお楽しみ頂けます。また、そのスッキリとした酸が昆布のような旨味を引き出す役目も果たしてくれます。

 

○ロードゥ・ヴィーニュ 2005

粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢約45年。全房プレスで小樽発酵。ウイヤージュなしで、フロールの下で60ヶ月の酸化熟成しています。酸化熟成香と果物の香りが渾然一体となり、オードヴィーを連想するところから付けられた名前です。
淡い琥珀色で、レーズンやナッツ、ブランデーのような奥行きのある香りです。長い酸化熟成を経て2010年瓶詰め後、約7年の瓶熟により香りも味わいも柔らかく引き込まれるような印象へ変化しています。シェリーやヴァン・ジョーヌのようにシャープな酸やスパイシーな印象とは対照的に、甘口のワインではないものの、
シュナン・ブラン特有の果実味由来のしっとりとした優しい甘さが舌先をくすぐり、ビターカラメルや上質なみりん、日本酒の古酒のような深い風味とコクが感じられます。
ほどよい酸化のニュアンスとドライフルーツやナッツの入ったブランデーケーキのような風味、アフターまで長く感じられるカカオやカラメルを想わせるビターな風味が旨味を引き出し、長い余韻を楽しむことができます。試飲会後、約3週間が経過した今も劣化感がなく、抜栓後も時間をかけて変化を噛みしめることができる贅沢な味わいです。

 

○ボワ・ソン・ソワフ 2016


粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢37年。12日間のマセラシオンカルボニック。翌年の春に瓶詰めをしています。
若々しいガスが残っており、セラーの温度帯では抜栓時僅かに吹きこぼれる事がありますので、よく冷やした状態で抜栓をして頂くことをお勧めします。
また、抜栓時はやや還元状態にありますがスワリング程度で気にならず、空気に触れ約1時間程度で解消されます。
クランベリージュースのような明るい赤色で、軽くドライにした苺やザクロ、クランベリーなどの熟した赤い果実の香りに、フレッシュハーブのような青みがかった香りが仄かに感じられます。それは果実味との相性が良く、葉付きの苺を想わせる爽やかなアクセントになっています。まさにグロローらしい軽快且つ瑞々しい飲み心地で、中盤以降から余韻にかけて明るい果実の風味が広がり長く続きます。飲み心地の軽快さはそのままに、開いてくるとドライ苺のような風味が増し、柔らかい甘みや酸とのバランスが一層整い、優しく沁み込むような味わいを楽しむことができます。

 

○レ・ジュー・ルージュ 2012

粘土とシストの混ざる土壌構成。樹齢約65年。15日間のマセラシオンカルボニック。翌年の春に瓶詰めをしています。
この名前はAOC Anjou Rougeを捩ったところからきています。瓶詰め後に豆のニュアンスが感じられたため、納得がいく状態になるまでジャン・フランソワが長期間カーヴで保管し今回のリリースとなりました。
オレンジがかった中程度の赤色。ドライ苺やグレナデン、ドライいちじくなどの凝縮した果実に僅かながらタバコや黒糖、土などの複雑なニュアンスが混ざり合います。
これまでのジュー・ルージュにはない熟成由来の深みのある風味が口中に広がり、酸はやや揮発的ですが、梅かつおのような旨味や果実味とのバランスが良く嫌味がありません。
その酸がボリュームを調整しワインの輪郭を感じさせるような大きな役割を果たし、また口当たりを軽くさせ流れるようにスムーズな飲み心地へと導いてくれています。
レ・ジュー・ルージュを寝かせることで、このような果実味と旨味の調和、そして妖艶さがうまれてくることを感じさせてくれる素晴らしい熟成の様子を体感して頂けます。

 

Posted by 坂田 智広