ナチュラルワインとびスロと料理のフィーカ

ONLINE SHOP

レ・コステ試飲会ジャンマルコ夫妻来日!

2018.01.26 Friday

2/24にインポーターevinoさん主催のレ・コステの試飲会に参加してきました。今回は造り手のジャンマルコ・アントヌーツィと奥さんのクレメンティーヌが来日し、直接お話しを聞くことができました。

 

「ワインは人生そのもの」

彼らはできる限り手を加えないワイン造りをしています。
それが彼らのフィロソフィーだそうです。

具体的にはまず、自然環境を壊さずにワインを造るということです。畑にぶどうだけでなくオリーブ、フルーツなども育てバランスをとってぶどうを育てるそうです。

ぶどうの育て方もリトロッツォなどの下のグレードとグランクリュのレコステなどの上のグレードのワインと区別して育てているそうです。
上グレードはビオディナミ、下のグレードはビオロジックでの栽培です。
彼の考えはビオロジックは足りないものを足す方法、病気にならないように肥料などを散布。それに対してビオディナミは足りないものを補うのではなく、肥料などもリカバーするように1ヘクタールあたり100gとごくごく僅かまいて病気にならない力をつけさせるようにする、最低限必要なことだけするとこのとです。
ビオディナミは愛情、情熱がないとできないと言っていました。

剪定をすることもワインを造るにおいて自然ではない、 ぶどうが付きすぎないような栽培方法をするべきであると言っていました。

ぶとうが付きすぎたからといって付いたぶどうを落とさないそうです。その土地の力でぶとうがどれだけできるかできないか見極め、植えるときから必要な部分しかならないように考えて植えるそうです。
グランクリュのレコステは 1ヘクタールあたり1万本の密度。いろんな方向から陽の光があたるぶどうの木が自立した台木を使わないアルベレッロ仕立てという方法をとっています。土の上では栄養がないので争って地の深くまで根を伸ばし競争し合う。その為実が付きにくい。 いかに一本の木に対して実を少なくするか。その為剪定する必要がない 。収穫されるぶどうは一本あたり500g(1房か2房)とのことです。

できる限り手を加えない ぶどうの木が自分で自分を守る力をつけさせるというビオディナミは量ではなく質を上げる栽培方法だそうです。

栽培は土壌が重要、環境を守ることが重要、土地を守る義務がある、自分のことを農民とも言っていました。

醸造においても最低限必要なことだけ 。
醸造というより、できたぶとうに対して寄り添ってワインを変えるというアプローチの仕方と言っているのが印象的でした。造り上げるということではない、どれだけ手を加えないで守っていけるか。収穫までの時間が長いほど発酵も時間がかかる。

土壌のポテンシャル、ポテンシャルのないぶどうをマセラシオンしてもいいワインができるわけではないとも言っていました。

なるべくジャンマルコの言葉をそのままメモしてここに書きました。なんとなく伝えることができましたでしょうか⁈

レ・コステのワインはこちらから

 

またコルヴァ ジャッラというワイナリーも
2010年からジャンマルコが全てコンサルしています。
醸造はジャンマルコがしているものもあるそうです。レコステと100%同じ考えでビオディナミso2無添加、土着品種のみで造られています。
2014ファーストヴィンテージで今回試飲しましたが、どれもとても美味しいです。ぜひお試しください。

コルヴァ・ジャッラのワインはこちらから

 

リトロッツォTシャツにジャンマルコとクレメンティーヌのサインもしていただきました。ボトルショップに飾っておきたいと思います。

ジャンマルコも優しい目をした気さくな人でした。これからもレコステのワインを応援していきたいと思います。みなさんにもぜひ飲み続けていっていただきたいです。

#fikaonlineshop #fikabottleshop #naturalwine #vinnaturel #ナチュラルワイン #自然派ワイン #ヴァンナチュール

Posted by 坂田 智広