New!! Julien Labet
2024.01.19 Friday
【ワインガイド更新!】
フランス ジュラからジュリアン・ラベの新着です!
19世紀からRotalier(ロタリエ)という村(ジュラ地方のやや南部)でワイン造りを行っている、地元では有名なLabet家の3代目アラン・ラべ氏の息子が立ち上げたドメーヌです。ヴァン・ド・パイユやヴァン・ジョーヌが主流のJuraではスティルワインは軽視されがち。ですがアラン氏はジュラの地質のポテンシャルを経験から知っていたので、あえて酸化させないスティルワインにこだわりを持っておりました。スティルワインを造れば変わり者と言われた時代に周りが農薬や除草剤を使っていても、彼は当時からそれらを一切使用しない、一貫したワイン哲学の持ち主です。息子ジュリアンもお父様のコンセプトを引き継ぎ、子供の頃から帝王学のようにきっちりと基本的にお父様からワイン造りの全てを学びました。そしてボーヌの醸造学部で勉強した後、マコンの醸造学部を出て、ブルゴーニュのラモネやアフリカでワイン造りを勉強しました。1997年に実家に戻り、 Domaine Labetを手伝います。2003年からは自分でもドメーヌを立ち上げ、2つのワイナリーをジュリアンが責任者としてきり盛りしております。 ブルゴーニュで修業をしたジュリアンは畑の個性、すなわちテロワールを尊重します。Juraでスティルワインが造られるようになっても、まだまだ品種名を記載するのが精一杯の風潮下、ジュリアンは限りなく畑の区画に拘ります。だから収穫・醸造が大変です。どのCuveeも1000本ちょっとという単位になるので、生産量も限られるし、管理も大変です。基本的にSO2を使用しません(必要と判断した場合を除く)。醸造方法は至ってシンプルで、手で収穫後、天然酵母で発酵、プレスはストレスを避けるため非常にゆっくりと丁寧に圧搾、新樽は基本的に使用しません。どれもこれも綺麗な純粋なワインばかりです。