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Alexandre Jouveaux & Domaine de Fauvettes

2018.11.10 Saturday

フランス ブルゴーニュより、アレクサンドル・ジュヴォー、ドメーヌ・デ・フォーヴェットの2生産者の新着です。

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ドメーヌ・デ・フォーヴェットはアレクサンドル・ジュヴォーの奥様が立ち上げたドメーヌで今回リリースがファーストヴィンテージとなります。※2016の方が先にリリースされました。
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以下インポーター資料をご参考ください。
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・O15  オー・カーンズ / アレクサンドル・ジュヴォー [白](シャルドネ)

やや濁りのある中程度の黄色。熟したりんごを想わせる香りにマンゴーや桃、パイナップルなどの香りが淡く混ざります。
果実由来の優しい甘さのアタックで、蜜や香りに似た芳醇さを想わせるマコンらしい円く熟した風味とドライハーブのような風味が混ざり合いながら広がります。
芯がしっかりとしながら輪郭が穏やかに感じられる酸は、風味の甘みや膨らみのあるボディの厚みを調度良く感じさせてくれます。甘い風味が膨らみ、酸でほどよい締りを感じさせ、豊かな果実味が長く続くように順を追って広がり、アフターには仄かにビターな風味が抜けていき落ち着いた印象を与えるアクセントになっています。
個々の要素はしっかりとしておりますが、それぞれがバランス良く感じられることで、重たさを感じさせず最終的には旨味や心地良い風味だけ残してくれる仕上がりです。

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・ドゥ・ローブ・ア・ローブ/ドメーヌ・デ・フォーヴェット [赤](ピノ・ノワール)

アレクサンドル・ジュヴォーの奥さんが手掛けるワインです。彼女のファーストリリースとなるこの2015年は入荷時から約2年4ヶ月の時を経て今回のご案内となります。
入荷当時は色合いが赤紫のしっかりとした濃い色合いでした。約2年4ヶ月が経過した現在は赤紫から紫がとれて深紅の鮮やかな赤色へと変化しています。
また、味わいもカシスリキュールを想わせる黒系果実の凝縮したエキス感からピノ・ノワールらしいフランボワーズソースのような赤い果実の風味へと変わり、吸い込まれるような妖艶さがグラスに顔を近づけただけでも感じられるほどです。
抜栓直後から芳醇でしなやかな様子を伺い知ることができ、マコンでありながらニュイのような繊細なイメージを想い浮かべるような雰囲気を持っており、ただ黙って飲み進めてしまうような魅力があります。甘みと酸はバランスが良く滑らかで緻密なエキス感が広がり、シルキーで繊細なタンニンがやや残ります。抜栓後2日目はややしっかりとした味わいで、抜栓時のニュイのような印象から南のボーヌやマコンといった上品さの中に骨格や芯の太さといった印象が徐々に出てくるように感じられ、1本で北から南のブルゴーニュを体感できるような味わいです。まだ若々しい果実味を持ちながら、大地のような土や煙を想わせるテロワール由来のニュアンスも兼ね備えており、また数日後には、だしのような風味も感じられるようになります。この先の熟成で一層磨きがかかることは容易に想像ができ期待が湧く1本です。

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【ドメーヌ・デ・フォーヴェット/マリーズ・シャトラン】
ドメーヌ・デ・フォーヴェットは、アレクサンドル・ジュヴォーの奥さん、マリーズ・シャトランが立ち上げたドメーヌです。
フォーヴェットとは小さな小鳥のことを指しますが、彼女が昔住んでいた森に囲まれた美しい街の住人のことを指す愛称で、その思い出深い愛称をドメーヌ名にしました。2016年6月入荷致しました2015年(現在倉庫にて寝かせております)のワインが彼女が初めて手がけたもので、「ドゥ・ローブ・ア・ローブ」新しい人生の幕開け、夜明けの畑や一日の始まりなど、明るい未来が開けるような意味合いで名付けられました。

Posted by 坂田 智広